石川潤平工房/ひな人形・五月人形 力石甲人/五月飾り 静岡県磐田市の人形専門店/人形の天世 

tensei.jpg磐田店


TEL.0538-86-5363
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男の子の節句に五月人形を用意する際は、人形・鎧(よろい)・兜(かぶと)の3つの中からまずはひとつ選んでいただくことになります。

一番大切なことは、「お子様のお守りとして、末永く飾れるものであること」です。

人形

当店では、無形文化財人形作家、石川潤平・佳正のお人形を取り扱っております。
日本の心を大切にした作家が仕上げた確かな技術で生み出された、かわいらしい表情のお人形の中からお好きなお人形をお選びください。

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鎧・兜

鎧や兜となると、有名な武将物は見慣れていると思いますが、きちんとしたものを選ぼうというのであれば、少し、知識を得たいものです。
お節句にふさわしく仕上げられた力石甲人の作品をもとに鎧と兜についてご案内させていただきます。

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1.

ひと1.jpgくちに鎧といっても大鎧とは、平安・鎌倉期のものを指します。
この時代のものは、戦国期の戦うために作られたいわゆる武将物と違い、大将が祀りごとに使用する目的で造られたため美術的価値も高く、海外からも高い評価を得ています。
実際、国宝として現存するものはすべて、この大鎧です。鑑賞的価値があり、また、身を守る魔除けの意味での決まりごとも数多く含まれているため、まさに初節句のお祝いにふさわしいといえます。

2.

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国宝の鎧は、すべて神社仏閣に奉納された奉納鎧です。そのため、顔や手足を実際につけた物、面や籠手、毛靴などは、不浄なものとして外して納められました。そこが、武将物のいわゆる具足とは、形として大きく違うところです。

3.

兜の吹き返しの縁に付いた小縁(こべり)は、赤い皮で造られています。赤には、魔除けの意味があります。
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4.

兜のあごに結んだ紐は、忍緒(しのびお)です。これも魔除けの意味です。
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5.

兜のしころ部分5-1.jpg


吹き返し5-2.jpg


草摺り5-3.jpg


これらの裾に縁取られた菱縫いは、やはり赤で魔除けの意味です。

6.

胴の前、おなかの辺りを覆うのは、弦走(つるばしり)といって鹿の皮でできています。
鹿の皮は、細かな穴が開いている為、通気性がよく、しかも丈夫です。
弓を射る際、引っかからないように施されました。

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7.

7.jpg背中には、逆板(さかいた)と総角(あげまき)が取り付けられています。
逆坂で後ろからの攻撃から心臓を守り、逆坂と総角で袖の調節機能を司り、総角には、後姿を美しく見せる働きもありました。


8.

8.jpg鎧や兜に使われている糸で編んだ部分のことを威すということが語源です。
そういう意味で鎧の名前が赤糸威などとなります。

9.

兜の裏の実際に頭に当たる部分には、布に刺し子が施されています。刺し子には、強度を高め、布のしわを伸ばす役割があります。また、鉢との間には少し隙間がありクッション性も備えていたようです。
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10.

10.jpg兜のしころ部分や袖、草摺りの部分の脅しは、まるで魚のうろこのように重なり具合が規則的できれいです。一本一本の糸を堅牢染めしており、発色が美しく、色落ちしにくいのが特徴です。

11.

兜のしころの裏11-1.jpg


袖の裏11-2.jpg


草摺りの裏11-3.jpg


それぞれの裏側をめくって見たところです。
糸なので、当然結び目が出るはずなのですが、どこを見ても結び目などは無く、きれいに処理されています。節句用の鎧の中には、この部分を布で覆って隠してしまっているものもあります。
このように甲人の鎧兜は、見えない部分も手を抜かず、ひじょうに丁寧に仕上げられています。

12.

兜の一番上を真上から見たところです。神が宿るところといわれていました。
内側上から、玉縁(たまべり)、小刻(こきざみ)、菊座(きくざ)、葵座(あおいざ)の4枚の金具を重ねて造られています。


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13.

24金鍍金鏡面仕上げの鍬形の表面は、お顔が映るくらい鏡のようにクリアです。三層鍍金の金物は、取り付けの際、隙間無くピッタリと収まります。
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14.

兜吹き返しの裏側にまで、威しがきちんと続いています。節句用の兜の中には、吹き返しが後付けのため、威しは、途中で切れているものも見られます。
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15.

繰締緒(くりしめのお)は、鎧を腰に結びとめるための紐です。
節句用の鎧の中には、綿入りの帯を使っているものもありますが、実際には、大鎧には使われていません。


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16.

胸の前には、胴正面と背面を引き合わせる高紐の隙間を防ぐ二枚の板があります。心臓側に取り付けられているのが、鳩尾(きゅうび)、で心臓を守ります。鳩の尾に似ているためこの名がつけられました。右側は、栴檀(せんだん)、で矢を射るとき、邪魔にならないように遊びをつけたものです。
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19.

吹き返しに取り付けられた金具を据紋金物(すえもんかなもの)といいます。こちらは、上から、鏡鋲(かがみびょう)、小刻(こきざみ)、菊座(きくざ)と3つの金物が重ねて取り付けられています。しかも、それぞれ少し湾曲した金具が隙間なく重なりあっています。もちろん、金属の部分は、ビス一本に至るまで手作り、24金鍍金です。
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〒438-0072 静岡県磐田市鳥之瀬221
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