木目込(きめこみ)人形
加茂人形が江戸時代に伝わり、改良された人形が「江戸木目込人形」のルーツと思われます。木目込人形は作者の芸術性・独創性を表現し、人間の形に近くないほど深遠で優れた人形といえます。木目込人形は胴の内部は霧塑ですから、自由な形の表現が可能だからです。ボディや顔の形も種類によって異なるので、当然、顔の形が変われば目や口の形も変ります。木目込人形の目が種類によって違う目を書く「書き目」である理由もそこにあります。
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写真下の寸法は赤もうせんに金屏風で飾った場合の目安です